市岡高校鑑賞能で解説を担当

レポート

6月17日、大阪・大槻能楽堂にて「市岡高校鑑賞能」がありました。3年生の皆様に狂言《萩大名》と能《羽衣》を観ていただきました。

私は解説を担当。能舞台の仕組みや能の歴史を説明しました。

では何故私が今回の鑑賞会の解説をすることになったのか?それは、私がこの市岡高校出身だからなのです。この会を指揮してらっしゃる能楽師、佐野和之氏のお取り計らいで後輩の前にてお話しをさせていただくことになりました。この鑑賞会も歴史が長いそうです。

20年前、3年生だった私は、勿論能の世界など知らず(能と歌舞伎の区別もつきませんでした)やはり大槻能楽堂で能を鑑賞しました。その時の感想はたった一つ。「能の衣装ってきれいやな」それだけ。その他は何も覚えていません。謡っているセリフはもちろん、楽器の事等も全く。

その私が今、あの時の舞台に立っています。

だから、この間3年生たちに私は最後にこのように申し上げました。

「眠たかったら寝てもいいです。でもどんなことでもいいです。鼓の音が大きいなとか、正座しんどそうやなとか、あの出演者男前やなとか。必ず何か一つ感想をお土産に持って帰ってください。それがもしかしたら今後の皆さんの将来、何かに役立つかもしれません。支えになるかもしれません」と。

かわいい後輩たち、どのように育っていくのか楽しみです。