徳島で発表会、佐賀で文化祭

本年4月より私が指導させていただいております「美馬市能楽教室」の日頃のお稽古の成果を発揮される発表会が、11月10日に行われます。

「美馬市能楽教室」は生徒さんが10名様程で、私は月1～２回、徳島の美馬に車で参り、17:00～21:30までお稽古をさせていただきます。大阪から美馬の稽古場までは車で3時間半！

バスで行ってもよいのですが、そうすると帰る事ができず、車で毎回通っております。稽古終わって大阪に戻るのがいつも1:00頃。運転しながら眠たくなることもありますが、何とか続けて通えたらと思います。

こちらの教室の皆様は優しい方が多く、私の帰りを気遣ってくださったり、またお弁当やお菓子なども毎回沢山頂戴します。

そして何より、お稽古熱心で、私が伺わない時も、皆様で集まられて練習されるとか。

私が皆様に「稽古」できるのは月1回程度。それを各人が「練習」をする。つまり、分かり易く申しますと、私は素振りの仕方は教えられますが、その方が何回も素振りの反復練習をする所には、残念ながら私はおりません。

稽古だけでは上手にはなりません。練習ばっかりすすめていても上達しません。

師匠から受ける「稽古」と、受けた事を体にしみこませる為の絶え間のない「練習」が組み合わさって、素晴らしい舞台に近づけるのではないかと思います。

またこの公民館での写真は、佐賀県唐津市呼子で指導させていただいております「呼子大声会」の皆様。

呼子の皆様も上記美馬発表会と同じ日に、地元の文化祭に出演されるとか。そしてやはりこの呼子大声会も、私の稽古以外にも集まって「練習」をされておられます。皆様でお茶でも飲みながらワイワイと楽しく謡っておられる姿が思い浮かびます。

私がいなくても謡仲間で集まる事ができるというのは、大変すばらしい事です。そしてまたそれをサポートしていくのも、師匠である私の役目と心得ます。