寺子屋始まりました!

レポート

数年前より親しくさせていただいております、宇野辺にある蕎麦屋さん「梵保庵」。大将もおかみさんも、いつも私の事を気遣っていただき、私の舞台の時にはお忙しい中沢山のお知り合いを誘い駆けつけてくださいます。

私も時間ができた時にはお客さんとして美味しいお酒やお蕎麦を頂戴しに参ります。また私にとって大切な能楽師の仲間も一緒に連れて大勢でおじゃますることもあり、それでもありがたくも楽しい時間を過ごさせていただいております。

さてその「梵保庵」で、以前より能のワークショップを不定期で始めさせていただきましたが、この度その延長で、「梵保庵 寺子屋」という、謡曲教室が誕生しました。

大将による発案で、「講座を聞くだけでなく、自分たちも何か一曲位は謡えるようになりたい」との事で、常連のお客様に声をお掛けになり、8名様集まられました。謡は初級の「鶴亀」を1時間程皆で声を出してお稽古し、その後の懇親会がなんと3時間! 大いに盛り上がりました。

お稽古事は、稽古は勿論ですが、同じ習い事をしている仲間同士ワイワイとお話をしたり、稽古以外の事で盛り上がったり。たった月に1~2回の事ですが、「稽古場に行けば皆に会える」と思えたら、例え謡にさほど興味がなくても続けられるものです。

私としましては、ただ「謡を指導する先生」にとどまらず、皆が楽しいと思える空間を提供できる事が必要なんだなと、改めて感じました。

稽古に来られる皆様の目的はそれぞれ違います。「謡が上手になりたい」「大きな声を出して健康になりたい」「音痴を直したい」「美しい日本語を学びたい」「謡よりも、仲間に会いに行きたい」「稽古後のお酒を楽しみたい」など。

楽しんで帰っていただけるよう、努めて参りたいと思います。

皆様も、是非お稽古場へ!

梵保庵寺子屋