番外編「能をYOBUKO」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
1月29日 能をYOBUKO
を拝見に行ってきました。
こちらは林本先生のお母さまの故郷であり、
先生が毎月お稽古に通われてもう15年になるという土地です。
佐賀県唐津市呼子
烏賊で有名ですね!
思い起こせばコロナ前…実はスタッフ陣で観に行く計画を立てておりましたが延期になり…中々簡単に行けそうな場所でもなかったので断念しておりましたが…
最終回の文字!
きっと何かの形では続くと思うのですが、「限定」だったりそういった言葉に弱いスタッフとしては何とかいけないものかと画策。
いつも能meets博多でお世話になっている方とご一緒に行ける事になりました!
初の呼子
まずは移動からドキドキでした…当日入りでしたがここ数日の雪や寒気で移動手段がなくなってしまうかも…と。
新幹線、地下鉄、車と乗り継ぎ4時間強の旅でたどり着いた呼子公民館。
とても立派な建物でした!
柿落としの催しをするつもりがコロナで…と先生がお話されていたことを考えるとまだ新しい建物だと想像がついたのですが、遥かに大きく立派でした。
道路側にも分かりやすく看板が!
付箋付きの看板、ほのぼのします。
広い駐車スペースには、開場前の時間に既に何台も車が!
いつも先生のブログで現地の呼子教室スタッフの方々がとてもよくしてくださるとのお話を拝見しておりました。
もちろん先生ご自身の言葉でも聞いたことがあります。
いつもそのお話をする時の先生が誇らしそうで嬉しそうで、そちらも能meetsスタッフ陣としても一度は行ってみたい…と思った理由の一つでした。
もちろん舞台が素晴らしい事は大前提ですが、
やっぱりそこまで足を運んでいただいていると考えると、会場に入った時から、気持ちよく過ごしていただきたいといつも能meetsスタッフ皆でも考えています。
この日、会場の雰囲気からして、もうそれが伝わる催しでした。
まずスリッパに履き替えて中に入ると受付。
皆さま明るく迎えてくださいます。
スタッフも名前を伝えるとすぐに
「遠いところから!」とご挨拶いただきました。
先生から伝えていただいていたようです。
お祝いのお花は、このあともたくさん届いていました!
そしてロビーにはお手製の本日出演される先生方の紹介が!
能meets博多の講座の先生しか知らない同行者は「講座の時と雰囲気違う」と…
舞台ではまた違う空気を纏うのが役者…
そういうことですね!
この後舞台を観ていただくことがさらに楽しみになりました。
そして「能をYOBUKO」のこれまでのチラシや写真が展示されていました。
皆さまがこの会を、そして林本先生を大切にされていることがここからもう伝わります。
既に感動しているスタッフ陣でした…
更には多久島法子先生と2014年から定期的に開催されてきた唐KARAコンサートの軌跡も。
素晴らしいですね!
開演前にはスタッフの方に了解を得て、会場の写真を撮らせていただきました。
先生がお持ちの松の絵が配された舞台。
能meets能高知公演でも活躍してくれた松の絵ですが、誇らしく見えます!
この松の絵が林本先生の舞台の証にも思えます。
ホールいっぱいの椅子。
ソーシャルディスタンスをとりながらも、それでも150席以上はあったと思います。
それが…ほぼ満席!
まだこれでも途中です。
開演の時間には能をYOBUKO委員会の田川さんのアナウンス。
ご自身で「ワクワクします」と仰るその言葉がストレートに響きます。
何度も来場者や、先生方にも感謝を述べられこの日を迎えた喜びがこちらにも伝わってくるあたたかで素敵なアナウンスでした。
会の写真は撮っておりませんが
まずは林本先生の仕舞「鐘馗」
そして先生のご挨拶と、この会の経緯やお能のお話。
その後は地元呼子大声会の方による連吟「高砂」と仕舞「羽衣」
こちらもこの舞台で満席の客席の前で発表できた事で、更に成果を存分に発揮されたのではないでしょうか?
スタッフ陣は半分より前方で拝見したのですが…
始まってすぐ後悔しました。
もっと後ろで全体を、客席の空気ごと拝見すれば良かったと思うほどに会場の、
地元でお能に触れられる喜び
地元出身の先生の活躍への応援や期待
そんな「気」を感じられたからです。
それごと後ろから拝見すれば良かった!
その後は多久島利之先生と多久島法子先生の仕舞。これもまた静かなものと少し激しいものとの見応えも!
お囃子の解説もあり、ますます後半のお能への期待が高まる構成。
あいだ間に林本先生のお話。
…この日も結構喋ってましたね。
休憩を挟んで…と
ここでスタッフは受付に行こうとしてとてもとても驚きました!!
なんとなんと!!
先週、能meets新橋にご参加くださっていた東京のお客様が会場にっ!!
似てる人かな?と思ったのですがご本人でした。
たまたまこの日に博多に行く航空券を取っており、この催しを知り「ならば!」と思ってくださったそうです。
ただ、博多からの道のりに些か驚いたそうですが…
本当に嬉しいサプライズでした!
ありがとうございます。
そして、いよいよ
石橋
お祝いの席で何度か先生の赤獅子を拝見したことがありますが、毎回そのお気持ちが違って舞台にもそれが反映されます。
この日の石橋も素晴らしい「気」が伝わりました。
いつもの能舞台の半分もない奥行き…
照明の具合もいつもと違うはずです
ドキドキするほどにその舞台を獅子たちが駆けます。
そしてそれを見ている皆さんの空気もまた…
お祝いの曲ですが、それを見たこちらもまた「おめでとうございます」と言いたくなるような気持ちでした。
いや、本当におめでとうございます!
そして素晴らしい催しをありがとうございます。
こういった催しを目指して能meetsもまた企画をやっていきたいし、いかねばいけないなと改めて思いました。
少しグッズを販売させていただいたのですが、たくさんの方にご購入いただき、更にはご挨拶される先生や、スタッフの方に
「良かった!」とお声がけされるお客さまにこちらまで嬉しくなりました。
お邪魔になるといけないので、早々に会場を後にしましたが、素早くスタッフの皆さまが撤収作業をされているのが印象的でした。
本当におめでとうございます!
林本先生、お疲れ様でした!
ありがとうございました。