三番目物 羽衣はごろも いや疑ひは人間にあり 天に偽りなきものを ある日、三保の松原で美しい衣を見つけた漁師・白龍。家の宝にしようと持ち帰ろうとする。その時、一人の半裸の女性が現れ、自分は天人であり、その衣は天人の羽衣なので返して欲しい、という。羽衣がないと、天に戻