2回目の能meets高知

レポート

前に徳島で2つの発表会の記事を載せましたが、
11月15日美馬教室の発表会終了後、車で高知県に。
翌日に「能meets高知」を控えていた為前日入りをしました。

本年2月に高知で初めて「能meets」の講座を開催させていただきましたが、沢山の皆様お越しになられ、当日お手伝いくださいましたスタッフの方々からも、
「是非続けてほしい」と、
大変嬉しいお声を頂戴しましたので、今回はその第2回目として伺いました。

能面解説、能装束解説、一曲解説の3本立てにし、朝10:30から夜まで開催。
のべ60名様程お越しいただき、大成功に終わりました。

現地では、制作の吉田さんや西本さんに前回に引き続きお手伝いいただきました。

本当に何から何までお世話になり、私の希望にもすぐ応じてくださり、ありがたい気持ちで一杯です。
そして何よりも嬉しいのは、スタッフとして受付などの仕事の傍ら、私の講座にきちんと耳を傾けてくださる所です。

これはいつもそうなのですが、
「能meets」のスタッフの皆様は、単なるスタッフではなく、
「この講座が何を伝えたい講座なのか」
「この話でお客様はどう感じるのか」等、
その内容にも深く参加をしてほしいと常に話しています。

ありがたい事にスタッフの皆様は本当にいつも私の講座も聞いてくださり、一緒に作っていく感覚があり、大変嬉しいです。

また会場の高知県立県民文化ホールの方も非常に協力的で、お忙しい最中最後の一曲解説の折にお越しいただき講座を聞いてくださいました。
また終了後の後片付けもお手伝いいただきました。
本当にありがとうございました。

夜の一曲解説は「安達原」を取り上げました。
12月に「きしわだ杉江能」で舞う事から、
「もしかしたらこの解説で興味持って、チケット買ってくれるかも」
と期待をしてこの曲にしましたが・・・
この催しがありがたい事に
「即日完売」
とても嬉しい悲鳴です。

安達原のストーリー、その奥にあるもの、答えを明確にはせずお話をさせていただきました所、その解説を聞き涙を流されてる方が・・・。
驚きましたが、私が申し上げたかった事が伝わったようでほっとしました。

その他
「安達原が見たくなった」と仰るお客様が沢山おられ、手応えを確信して会場を後にしました。

その晩は現地の方が、広い個室の居酒屋をご用意してくださり、時節柄少人数で少ない時間ではありましたがスタッフの皆様と反省会。
といいましても反省ばかりでなく、
次回また是非やりましょう!
と意気込みを改めて確かめ合い、楽しくいい時間を過ごせました。

あまり料理の事は書かない私ですが、
その時に注文した「鰹の塩タタキ」のとても美味しかったこと!
次回来るときは
「絶対鰹の旬の時期にしたい!」
とわがままを言ってしまいました。

高知の皆さん、そしてスタッフの皆さん、また鰹の時期にお目にかかります!