引き続きこちらもよろしくお願いします!
SS席は完売
S席は後方のみ
A席は脇正面は前方もまだございます。
B席も残り僅かです。
第四回 能meets能
夜討曽我 十番斬
片時も忘るることは ー
この夜討曽我に向けて今週末は二都市に伺います!
能meets殺陣東京
10月7日(土)13時半 代々木能舞台
夜討曽我解説・仕舞・殺陣参加者による実演再現
能meets博多
10月8日(日)
12時45分 お囃子の話
14時45分 夜討曽我 一曲解説
スタッフです。
開催しました。
今回の蝉丸は、先生も「非常に難しかったです」と、ということで時間が伸びそうなので、その中でも抜粋をしていきますと宣言されていました。
いつもと違うまずは専用の能面「蝉丸」をお見せすることから始まりました。そして、普通の能面との違いと、かつての失敗談を。この経験のお話が毎回興味深く面白いのです。
ただでさえ能面を掛けての演技は想像するだけで難しいと思うのですが、更には普段はない視界が蝉丸にはあると…
お能の基礎である、最初に登場してくる人たちや、お囃子、シダイといわれる演奏など今回も丁寧に説明され、いよいよ蝉丸の登場。
蝉丸という曲名ですが、シテは逆髪です。これも能の面白いところですね。
いきなり冒頭の二句があとで…と伏線をひいて、進められていきます。
最初から
この人は、このことを知っていたのかどうか
そんな話が出ました。
見方のヒントです。
また演者によっても変わるだろうそのヒントで、見る側にひとつ準備ができるのがとても面白いです。
更には
この人は、どうしてこの話をするのか、そしてまた聞いてどう思うのか…
そういった多面的な見方をたくさんこの曲では話されました。
是非とも解説を聞いてから見たくなる曲だと思いました。
聞いていても、林本先生が良く仰るように、答えがひとつではないので、きっとその日の演者で感じ方も変わると思います。
また途中の演出で、蝉丸がかなり長時間ある型で止まっているというお話。ここでもまた先生の体験談が面白かったです。
能面も今日は途中でまた見せて下さいました。
これを使うこともあるけれど、こういう面もある…
実際に舞台ではひとつしか見ることがないので、比較してみるのは講座の醍醐味ですね。
またお囃子で精神状態を表現するという話。
特別なお囃子を先生が拍子盤でアシラわれますが、それだけでもかなり迫力が伝わるので、実際に聴いてみたい部分です。
先生が何度も「この作者のすごいところは」と仰っていたのも印象的でした。
大変面白い曲ですが、下準備がないと背景を知らないと、楽しめない部分もあるだろうと感じました。
またこの曲の終わりの演出。
距離感や音に集中して是非ともみてみたいと思いました。
最後、この曲は1時間30分ほどです…といった時点で1時間35分でした。それを発表されたときに皆さま大きく笑っておられました。
すぐさまその後、この曲の終わり方について先生の見解。
これがまた考え方によって捉え方によって違うと思いますが、非常に面白いと思いました。
それが一番最初の二句に繋がるというお話で締められ…
思わず皆さまも感嘆の声が洩れていました。
蝉丸
11月17日芦屋 能・狂言鑑賞の会(芦屋ルナ・ホール)
12月9日大阪観世会(大槻能楽堂)で上演されます。
11月は林本先生は地謡、12月は仕舞「屋島」を勤められます。
是非ともお越しくださいませ。
講座の最後は、8月の能meets北浜にゲストで来てくださって、先月独立披露公演を盛況で終えられた笠田祐樹先生の宣伝を。
なんと、その独立披露公演までをドキュメント番組で紹介されるそうです!これはとても興味深いですね!
能meetsはその時、東京で催しなので録画をして拝見したいと思います!!
サンテレビ 10月7日(土)10時
※14日(土)も
とちぎテレビ 毎月第1第3日曜 13時30分
11月13日(月)19時「通小町」解説
一度解説はしておりますが、二度目です。
そうです、先生が来年1月13日「皿田能」でツレを勤められるとういことで、二度目を企画しました。
この二度目、しかも先生が勤められることが決まってからの解説はまた一度目とは違う面白さがあります!
是非ともお越しくださいませ。
スタッフ陣も、前回とても印象的だったので通小町、大変楽しみです!
引き続きこちらもよろしくお願いします!
SS席は完売
S席は後方のみ
A席は脇正面は前方もまだございます。
B席も残り僅かです。
第四回 能meets能
夜討曽我 十番斬
片時も忘るることは ー
この夜討曽我に向けて今週末は二都市に伺います!
能meets殺陣東京
10月7日(土)13時半 代々木能舞台
夜討曽我解説・仕舞・殺陣参加者による実演再現
能meets博多
10月8日(日)
12時45分 お囃子の話
14時45分 夜討曽我 一曲解説
少し前になりますが
8月27日(日) アグリセンター大宮にて
先生がお稽古で通っている京丹後の
地元の子供教室と、お社中の皆さまの発表会
そして同時に能楽鑑賞会が開催されました!
大の会は協力という形で、皆さまのお手伝いをさせていただきました。もちろん林本先生は指導と出演です。
去年は能meets京丹後として開催しましたが、
今年は、地元の能楽愛好会の皆さまの「丹能会」が主催!
これは本当に素晴らしい事です。
地元の方が率先して催しを開催するというのは色々な面で大変難しことだと思いますが、だからこそ地元密着の良い会が生まれますし、能楽が地元に普及し、根付いていくということにつながっているのだと思います。
さぞかし林本先生もお喜びだと思います。
その証拠に、一生懸命に指導と、この日まで幾度となく打ち合わせも重ね、番組創りを丹能会の皆さまのご要望にお応えしながら、提案もされていました。
舞台は前日少し仕込みをされていて、当日は照明の明かり合わせと最終舞台チェックのために、スタッフと林本先生は9時に会場入りです。
能舞台も工夫して、あるもので…大の会の持ち運び式の欄干
更には階段をキザハシ代わりに。
先生自ら運んで準備です。
先生がお持ちの「松の絵」も吊って…
また10時には丹能会の皆さまも合流して、会場の最終誂えを。
受付も皆さまで役割を分担しながら
出演される方もいらっしゃるので、申し送りを慎重に。
その間に先生は子供教室の参加者と最後のお稽古。
申し合わせですね。
「間違っても止まらない、一回だけです」
とここでも舞台の緊張感を参加者に伝えつつ…
楽屋では出勤の能楽師の先生が、着付けを手伝ってくださっていました。ありがとうございます!
着付けながらも子供たちに「かっこいいね」などお声がいただき、皆さん袴姿に嬉しそうでした。
そして、記念撮影
これも参加者の方には嬉しいですね。
カメラマンの方も丹能会で手配され、そのお心遣いが催しをまた盛り上げていたと感じました。
なんと当日は150名様ほどがお見えになり大盛況でした!
丹能会の皆さまの宣伝活動の賜物です。
皆さまが嬉しそうにお客様を迎えていらっしゃったのがとても印象的でした。
一部
子供たちの発表会は
皆が同じ曲ではなく、それぞれに課題がありました。
終わった後の楽屋には行けなかったのですが、次回の子供教室のお稽古に出演の皆さまが参加されるとお聞きしたので、良い経験になったのだと思われます。
丹能会の皆さまの仕舞…さすがの貫禄です。
子供たちが客席で見ていたのもとても嬉しい反応でした。
やはり舞台に立つということによって更に皆さまが得るものがあったのだと思います。
そして二部へ
装束の着付け実演
会場から立候補を募り、その場で着付けが始まります。
9月6日(水)19時
能meets北浜「天鼓」開催しました。
今日も全国での能meetsのチラシを飾らせていただきました。
今回の天鼓はスタッフの中でも以前観てあまり楽しめなかったという意見があったので、そういった意味でもとても楽しみな解説でした。
まずはいつものように下準備のお話。
登場音楽の意味や、そこからイメージするもの。
初めての方も最近は多いので丁寧にお能の基礎の解説をされます。
始まり方、作り物が最初に置かれる意味。
そして最初の謡の意味…知っていれば実に聞きどころが多いと思いますが、知らずにいれば確かにわからないし長いと感じてしまうだろうと…
しかもその解説を聞いた上で聞いてみたいと思った部分も、小書き(特殊演出)になると省略されてしまうという…大胆ですね。
また使用される能面の違い。
二つを用意されていたので、その違いを自分自身でも感じて考えられます。またそれがなぜそちらを使用するかを後半に伏線回収のように話されたのも印象的でした。
面白く、時に少し自虐気味に「だからわかりにくい能」のお話を聞きながらこちらが笑っていると、不意に大切なお話に。
スッとお客様の空気も変わります。
ここでまた伏線回収のように、最初に置かれたつくりものの位置と、シテの位置のお話がされ、実際の舞台を想像して色々と感じます。
鼓を打つ場面での
好みや意図で別れる演出のお話。
先生がご存知だった、三島由紀夫氏が「敦盛」を観た感想を含めて解説されたのがとても興味深いものでした。
そういったお話を聞くとますます舞台が、しかも複数回見てみたいと思えるところです。
シテが泣く場面での解釈は
こう考えますという先生の意見が実に多面的で、こちらの想像が膨らみました。
前半が終わった時点で1時間ちょっと
能meetsでは珍しいペースです。
ですが後半が盛りだくさんで時間は結局少し過ぎて終わりました。
確かに後半の始まり方に「?」と感じますが…
舞の見どころも是非見てみたいと感じさせられました。
そして「?」と感じた後半の違和感…
最後の最後に作者不明だと言われているこの曲
難しい解釈ですが
それをどう捉えるかというお話。
弔いの芸能である能だからこその林本先生の解釈。
これまで色々な能meets解説を聞いていたからこそ頷ける部分でした。
是非とも人気曲「天鼓」改めて舞台を拝見したいです。
アンケートにもそう言ったご意見があり、とても嬉しかったです。
最後に皆様に先日先生からご報告された
7月21日に文化審議会にて答申された
重要無形文化財(総合指定)のお話もされ…お話をされ始めた時にもう皆様から拍手が沸き起こっていました。
実はこの日の受付でもスタッフにまで
「おめでとうございます」と言って下さる方もたくさんいらっしゃって、その言葉と笑顔に、本当に嬉しく感じさせていただきました。
スタッフ陣もますます頑張っていきたいと思います。
来月の能meets北浜は
10月4日(水)19時「蝉丸」解説
引き続きこちらもよろしくお願いします!
おかげさまでSS席は完売いたしました!
第四回 能meets能
夜討曽我 十番斬
片時も忘るることは ー