能meets高知 5/22 スタッフレポート
能meetsスタッフブログ能meetsスタッフです。
5月22日(日) 能meets高知 2講座
開催致しました!
半年ぶりとなる高知は、いつもいつもお世話になっている
高知県立県民文化ホールさまで。
そしてもうすっかり
高知での能meetsには欠かせない存在
制作吉田さん(ヨシダワークス)と、西本さん。
いや、西本さんが…本日はお仕事でどうしても来られないということで代打で山本みくさんが来てくれました!
なんと二十歳!
西本さんとは会えなかったのですが、新しいスタッフをお願いしてくださった吉田さん、ありがとうございます。
県文ホールに到着するとすぐに大原さんが…
「おかえりなさい」との言葉でお迎えくださりました。
そしてお休みだった担当の濱口さんもわざわざ顔を出してくださいました。
もう本当に嬉しい再会です。
そんな半年ぶりの能meets高知。
当日にもご予約が入ったり、予約はしてないんですが…と急遽来てくださる方もいるのが嬉しいです。
他の地方では中々当日というのはないので、こちらは高知の特徴です。
また毎回楽しみにしてくださる方と、新規の方がいらっしゃいます。東京よりも更に限られた不定期開催なので、なかなかスケジュールが合わない方もいらっしゃるかもしれませんが、たくさんの方に知っていただけることが励みになります。
先に告知しました
第三回能meets能「鬼女ふたり~こころ、ならずも」
大阪と、こちら高知で初の能公演を開催致します!
能meets能詳細はコチラ
そちらに向けて、高知でも久しぶりに入門編を開催してみましょうという事になりました!
13時~ 入門編
最初に吉田さんからの前説があり、諸注意など…
そしてまずは「猩々」の謡から。
わからないところから、まず謡。
そして説明を聞いてからの「鉄輪」の謡。
この流れは曲が変わって幾通りかのパターンがありますが、何度聞いても面白いです。
能とは
能の成り立ち
能の謡
能の舞
能のルール
そういったものを包括的に解説。
その中で、先生の経験されたエピソードや面白い例えなども入れていかれあっという間の70分です。
能面はほぼお見せできなかったですね…。
休憩を挟んで
そしてこちらも秋の能meets能に向けて…
大阪の上演曲である「葵上」の一曲解説。
こちらは、大阪のみですが配信公演を予定しておりますので、配信公演をご覧いただくための事前講座でもあります。
15時~ 「葵上」曲解説
初の解説となる「葵上」
しかも昨日の弱法師と二日続けてです。
先生も「練れてません・ちょっと不安です」などなど後ろ向きなことを言っておられましたが、最後に
「短くなってしまうかもしれません」と仰ったときに、今日の講座もきっと面白くなると確信しました。
登場人物の紹介、そして起こった事件。
そこから始める「葵上」
内容はわかりやすい上に、歴史や政治といってものよりも男女の話なので見ている側も、のめりこみやすいですね。
ただ、もちろんそれだけでは終わりません。
実演を交えながらところどころに入れる
「声」の話
「演出」の話
そこから能の難しさと面白さをぐいぐいと感じられます。
さらに
「私はこう思いますが…」という先生の見解でグッとお話の厚みが増します。
自分で考えていた「こういう話かな」という部分に深みがプラスされていく感覚です。
実演のタイミングが本当に絶妙で…
グッと謡い、所作をしながら、ふっと「こうですね」
との切り替え、そこからまた実演。
「葵上」では特に六条御息所の葛藤や気持ちの波がその実演と解説の切り替えと相まって、本当に面白かったです!
色々と考えながらお話が続き…
最後に先生が
「葵上」というタイトルとこの物語についての見解を話されたときに…急に目の前のものがすべてひっくり返されたような感覚になりました。
うわ…面白い。
早く見たい…。
高知の方々も、講座終わりのお話やアンケートでのご意見が本当に熱く、熱心な受講姿も印象的で、
秋の能meets能のチケットは、いつから買えますか?
と質問いただいたりと、本当に毎回が嬉しい反応です。
次回高知は
10月3日(月) 19時30分 「安達原」曲解説
を予定しています。
もちろん高知県立県民文化ホールさまで。
こちらは以前解説はしておりますが、何度も聞いても面白いのが能meetsの講座の魅力です。
そしてもちろん初めての方も!
11月20日の能meets能ではこの「安達原」を上演致します。
前日の
11月20日には同じ蛸蔵で「神男女狂鬼」という講座もある催しも開催いたします!
どちらでも、もちろんどちらもお待ちしております。
また詳細が決まれば随時お知らせさせていただきます。
お世話になりました!
高知スタッフの皆さま!!