番外編「丹能会 能楽鑑賞会」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
8月27日(日) アグリセンター大宮にて
先生がお稽古で通っている京丹後の
地元の子供教室と、お社中の皆さまの発表会
そして同時に能楽鑑賞会が開催されました!
大の会は協力という形で、皆さまのお手伝いをさせていただきました。もちろん林本先生は指導と出演です。
去年は能meets京丹後として開催しましたが、
今年は、地元の能楽愛好会の皆さまの「丹能会」が主催!
これは本当に素晴らしい事です。
地元の方が率先して催しを開催するというのは色々な面で大変難しことだと思いますが、だからこそ地元密着の良い会が生まれますし、能楽が地元に普及し、根付いていくということにつながっているのだと思います。
さぞかし林本先生もお喜びだと思います。
その証拠に、一生懸命に指導と、この日まで幾度となく打ち合わせも重ね、番組創りを丹能会の皆さまのご要望にお応えしながら、提案もされていました。
舞台は前日少し仕込みをされていて、当日は照明の明かり合わせと最終舞台チェックのために、スタッフと林本先生は9時に会場入りです。
能舞台も工夫して、あるもので…大の会の持ち運び式の欄干
更には階段をキザハシ代わりに。
先生自ら運んで準備です。
先生がお持ちの「松の絵」も吊って…
また10時には丹能会の皆さまも合流して、会場の最終誂えを。
受付も皆さまで役割を分担しながら
出演される方もいらっしゃるので、申し送りを慎重に。
その間に先生は子供教室の参加者と最後のお稽古。
申し合わせですね。
「間違っても止まらない、一回だけです」
とここでも舞台の緊張感を参加者に伝えつつ…
楽屋では出勤の能楽師の先生が、着付けを手伝ってくださっていました。ありがとうございます!
着付けながらも子供たちに「かっこいいね」などお声がいただき、皆さん袴姿に嬉しそうでした。
そして、記念撮影
これも参加者の方には嬉しいですね。
カメラマンの方も丹能会で手配され、そのお心遣いが催しをまた盛り上げていたと感じました。
なんと当日は150名様ほどがお見えになり大盛況でした!
丹能会の皆さまの宣伝活動の賜物です。
皆さまが嬉しそうにお客様を迎えていらっしゃったのがとても印象的でした。
一部 発表会
まずは子供たちの仕舞から。
皆が同じ曲ではなく、それぞれに課題がありました。
終わった後の楽屋には行けなかったのですが、次回の子供教室のお稽古に出演の皆さまが参加されるとお聞きしたので、良い経験になったのだと思われます。
丹能会の皆さまの仕舞…さすがの貫禄です。
子供たちが客席で見ていたのもとても嬉しい反応でした。
やはり舞台に立つということによって更に皆さまが得るものがあったのだと思います。
二部 能楽鑑賞会
装束の着付け実演
会場から立候補を募り、その場で着付けが始まります。
そしてお囃子の解説
笑い声も起きつつ皆さま楽しそうに、集中してご覧になっていました。
やはり生のお囃子の迫力は、見る人を惹きつけますね。
林本先生の仕舞「舎利」
半能「舎利」