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お知らせ

この度皆様にご報告をさせていただきます。
本年7月21日 国の文化審議会において、重要無形文化財の指定及び保持者の認定につき答申が行われ、私 林本大は 重要無形文化財保持者(総合指定)の認定を頂戴しましたので、ここにご報告申し上げます。

我が国の伝統的な芸能や工芸技術の内、芸術上または歴史上価値の高いとされる「能楽」が
昭和32年に「重要無形文化財」として指定を受けておりますが、今回はその「能楽」の高度な体現者として認められたということです。(重要無形文化財保持者の個人認定というのがいわゆる人間国宝の事です。私は総合指定です。)

このような名誉ある認定を受けられました事、大変ありがたく、そして嬉しく思っております。この認定には芸歴や活動内容等、様々な条件が考慮されるそうですが、私のこれまでの能楽師としての活動が成果をあげたと考えますと、この道を諦めず歩むことができた事に喜びを感じると同時に、「能楽」という芸術が大変価値のあるものであるということを改めて認識を致しました。

この認定を胸に、これからも精一杯芸道に精進して参ります。また40代半ばになり、後進への育成への責任も強く感じております。

今後共ご指導ご鞭撻賜りますよう心よりお願い申し上げます。
                                    林本 大