能meets高知 6/12スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
6月12日(月) 能meets高知 2講座 開催
しました。
いつもお世話になっている高知県立県民文化ホールさまで。
一階のエレベーター前には大きな会場案内を作ってくださっていました!ありがとうございます!
そしていつも制作でお世話になっているヨシダワークスの吉田さん…が、なんと今回腰の具合が悪く、入院手術となり今回は欠席…でも準備をしっかりとしてくださり、もう1人の高知スタッフ西本さんにつないでくださっていました!
ありがとうございますっ
また次回は是非ともお元気になった吉田さんと一緒に皆さまをお迎えしたいと思います。
先生も準備を手伝ってくださいました。
「手伝ってるところを撮ってください」と言われまして、そのお写真がこちらです。
西本さんもバッチリと色々準備してくださり、準備万端で皆さまをお迎えすることができました!
聞かないと、知らないとわからないという難しさ。
でも知れば、なんと豊かな表現が詰まっているかがわかる醍醐味です。
「猩々」ではその反対
まず謡の解説をしてから、実演。
言葉の意味がわかった方が面白い。
先生がいつも仰っている言葉が響きます。
皆さんも頷かれて反応されているのが印象的です。
最後は「雲林院」を解説し、実際に少し謡ってみる体験。
皆さまお上手でした!
謡を「わからない」から「わかれば面白い」というところへ、そして「実際参加する」面白さと難しさ。
多面的に謡に触れていただきました。
ありがとうございます。
そして休憩を挟んで…
その間に先生は高知、徳島のお仕事終わりですぐにある学校の能楽鑑賞会の曲と、次の能meets新橋の「自然居士」をお稽古されていました…!
19時半 謡のお話②
流れは同じですが、実演曲が変わるので2度目でも面白いです。
しかも能の成り立ちや基礎についてのお話の際、2講座目は少し舞や型についてもお話されていました。お客様によって変わる講座、これはいつもです。生の醍醐味ですね。
実際最初の実演曲も「田村」の予定でしたが、そろそろ始めますと連絡に行ったスタッフに客層を確認し「鵺」に変更されました。
次の解説後の実演は「船弁慶」
背景、情景
そして含まれている、言葉のルーツ、文化、思い
それをしっかり解説。
知ることでやはり先ほどまでホワイトボードに書かれて、読めても意味はサッパリだった文章がどれほど豊かなものなのかと言うことがわかります。
知らないなんて本当に勿体無いと思います。
次は「田村」
また短い文章を解説。
白妙はなになのか、九重とは…
それから今度は謡の実演。
最初の「鵺」と曲は違いますが先ほどとは聞こえ方が変わる感覚…。
やはり能動的に参加しているかどうか、興味を持って聞いているかどうか
そして何より「知ってから聞く」ことの面白さを感じられます。
最後は「紅葉狩」を皆さんで謡ってみる。
難しい謡を自分が発することでまた親しみがわきます。
ただ、息の使い方はとても難しい…
夜の講座は「横の声、豎(しゅ)の声」「コミ」
ししおどしのた例えで「せぬひま」
までお話されていました。
少しですが、解説と実演と体験。
それだけでも「いかに難しいか」と言うことがわかる講座でした。
難しいからこそ、面白いんですね。
初めてご参加くださら方もいらっしゃったり、
先日林本先生が、大鼓の大村滋ニ先生の高知でのお社中会に招かれた際参加してくださった方が来てくださったり、
また、ずっと参加くださっていて地元で能のお稽古もされている方からは、去年の蛸蔵での能meets能「安達原」がとても良かったので、また引き続き高知でも催しをやってくださいとわざわざ直接先生にお話くださったり。
嬉しい高知での成果でした。
次回能meets高知は11月27日(月)
時間は未定ですが
「夜討曽我」の曲解説を致します。
すでに本番は(11/3 大阪)で、終えてますが配信公演を予定していますので、そちらの解説となります。
秋も高知県立県民文化ホールで皆さまのお越しをお待ちしております!