能meets謡十徳「養老」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
4月7日(日)11時 能meets謡十徳「養老」
開催しました。
2月から始まり、おかげさまで好評だったために今月からは毎月開催にさせていただきました!
午前11時から参加の皆様にも謡(うたい)を体験していただく参加型の講座です。
待っていた第二回です!
前回は大阪マラソン開催日と重なり、大変でしたが今日はもちろんそんなことはなく…前回とは違ってゆっくり準備ができました。
前回を踏まえ
椅子の置き方、受付の位置、表の案内などを変更してみました。
ただ謡うだけではなく、どういった曲なのかあらすじや、謡う個所の言葉の意味をしっかりと理解していただいて謡うというのがこの能meets謡十徳。
まずは養老を解説。
能面をお見せしたり、先生の実演もしっかりと。
先生がひとしきり謡われたあと
「ここを皆様にお稽古していただきます」
とさらりと言われると思わず
「わぉ」という何とも言えない声が溢れた方もいらっしゃいました。
この曲の本来の意味、それをしっかりとお話いただき、その後に謡のお稽古。
もちろん声の出し方が難しいので、忘れそうになりますがどういった想いの曲なのか、ということを知って謡うことはとても大切です。
それをお伝えするのがこの謡十徳。
また、今日も楽しいお話を交えながらあっという間にお稽古の時間へと。
息のこと、出し方
いつもいつも難しいと感じます。
声の出し方をお伝えし、徐々に謡へと
あえて謡本のままお配りした資料で
西洋音楽の音階はなく、息や出し方で変わる音の違い
子音と母音の出し方、聞こえ方
お稽古場で先生が教えられているのと同じお話をされ、本来の謡の難しさをお伝えしていると感じます。
難しい!だからこそ面白い
それを皆さんでお稽古するのでこれもまた面白いです。
先生の少しの言葉「こういう感覚で」というアドバイス、そして先生の見本の後にどんどん皆様の謡が変わってくるのも感じます。
決まっていない音や、そもそも難しい発声。
普段こういう気持ちで謡っているというお話。
時には世阿弥の教えを交え…
全部を考えて実践するのはまだまだ程遠いと思えますが、
だからこそ、能舞台で能楽師の先生方の謡を聞くことも楽しみになりますし、聞こえ方も違ってきそうです。
ますます次回も楽しみになりました!
本日は黒紋付き姿の先生、なんとこのあと急いで三田に移動して催しのお仕事です。
次回能meets謡十徳は
5月12日(日)11時(受付10:40)
「猩々」
定員がある会場ですのでお早目のご予定、そしてキャンセルの場合は必ずご連絡いただけますようよろしくお願いいたします。
毎月開催ですので、是非ともタイミングがあうときににご参加ください!
次の能meetsは北海道!
初開催となる能meets札幌です!
4月21日(日)
13時 入門編+謡
15時 舞のお話
札幌市民交流プラザ402
そして地元大阪
能meets北浜は
4月27日(土)14時
「松風」一曲解説
東京での文の会で林本先生が音声ガイドを担当され、目の前の舞台も相まって本当に心震えた解説でした。
更にこちらは5月25日(土)松華会で林本先生自身が初めてシテを勤める「松風」の事前解説となります!
能meets北浜お申込みはコチラ
北浜RONDO(中央区伏見町2-2-6 青山ビルB1F)
※謡十徳と違いますのでお気をつけてくださいませ。
来月5月は、高知・新橋・宇都宮、もちろん北浜、謡十徳と能meets開催が5回も!お待ちしております。