番外編「ご依頼鑑賞会のお仕事」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
能meets謡十徳を終え、すぐさま移動したのは三田市にある、三田屋本店の能舞台。
林本先生のご縁からご依頼をうけた、平野ロータリークラブさまの家族会での催しでした。
ギリギリの到着となりましたが、先に来てくださっていた能楽師の先生方が駐車場で待機して、荷物を運んでくださいました、ありがとうございます!
すぐさま担当の方と打ち合わせしつつ、今日の舞台の進行の確認。
事前にこうしましょう、と決めていても、その場で変わることもあります。
三田屋本店には能舞台が見えるレストランがあり、そこでお食事を楽しまれている皆さまに、まずはサプライズの仕舞から始め、林本先生の能の解説。
入門的なお話で、歴史や成り立ち、そして能面など。
先生のお話の途中で、質問を出した時に参加のお子様が正解を答えてくれたりと、皆さん関心を持って聞いてくださっているのがとても印象的でした。
先生もその場で少し対象を変えたり、時には中まで入ってお話しされたりと、ひと講座終え、運転までして来たとは思えないお話、さらにこの後は舞台が…
いったんお囃子方の皆さまにバトンタッチ
解説と、なんと体験まで!
そのために舞台の準備をお囃子方の先生で準備くださいました。
体験も、たくさんの方が積極的に参加されて、終わった後も「なかなか音がでなかった」などと楽しそうにお話しくださいました。
そして少しの休憩のあとは、
半能「舎利」
解説も少しありましたが、後半の迫力あるシーンなので皆さま熱心に。
途中、お子様2人が思わず前まできて座り込んでみてくれてました。
後ろでもお子さんの声で「どっちが悪者?」とご家族に聞いていたり舞台へ集中してくださっている空気がしっかりとありました。
ロータリークラブでも「学ぶ」ということをスローガンにされているということで、今回このような形で催しのお手伝いができ、とても嬉しいことでした。
最後も着替えてすぐに皆様の前でご挨拶をされた先生に、質問が飛んで来たりと最後まで関心の高さが伺い知れました。
お力添えいただいた先生方、そして平野ロータリークラブの皆さま、担当者さま、本当にありがとうございました。