能meets北浜「芦刈」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
3月5日(木)19時能meets北浜 「芦刈」一曲解説
開催しました。
この時期花粉症がどんどんひどくなってきている林本先生ですが…
今日は午前中に奈良シニア大学での講義、それから奈良のお稽古場でのお稽古をされてからの能meets北浜です。
以前、嬉しいことにTTR能で事前解説をご依頼いただき、解説をされた「芦刈」能meetsでは初の解説です。
同じ解説でも短くしたり、踏み込みを違う部分になど時間も調整して解説されたりもします。
能meetsでは時間オーバーも珍しくないのですが…
楽之会の鞍馬天狗などは内容を絞って20分に収められたり、TTR能でも実演をせずほぼ座ったままで60分に収めておられました。
まずは元となるお話
そして結末
作者が何名が候補があがっているという話から…能の本編へと
芦刈と山姥、葵上のツレの大変さも少し冗談を交えて話されるので皆さんも空気も和みます。
その中で、実演が入ると一気に空気が変わる…それもまた能meetsの面白さです。
装束や道具による約束や演出を伝えつつ
登場のお囃子、そして能独特の「意味のない枕詞」も。
いつもながら「知らない」と分からない部分です。
イメージすることは人それぞれですが、やはり基礎やルールは知らないと感じることすら難しかったり、意味が分からないことが多いのが能だと感じます。
また「舞」のお話は興味深いものでした
何度も聞いてますが、「舞って」いるのではなく、「内面を表現することが舞になっている」ということ。
例えながら面白くお話しされましたが、
こういう能の表現だからこそ正解が一つではなく、自由に感じたり、役をされる方によってまた違って感じるのだと思います。
能meetsではあまり装束はお見せしてないのですが(先生の場合は、お見せするものが増えるとこれ以上に時間がオーバーしてしまいそうです…)今日は装束もありました。「芦刈」で決まっているものです。
そして笠之段へと、ここは実演もたっぷり見せてくださいました。
先々月の海士もそうでしたが「舞いどころ」があり、見どころがある曲です。
レジュメに書ききれないほど和歌の引用がたくさんあり、また掛詞もたくさんあり、それを知るとまた面白さが増すと感じました。
シテとツレが出会う場面での、直面(ひためん※能面をかけないこと)の難しさを聞いて、確かにそうだなと思うと共に演じる側のお話も聞け、実際に見てみたいと思いました。
そしてこの後のツレがシテに向かう場面、先生のお話でますます「見たい!!」と興味が増しました。
再会してからの場面も和歌が多用され聞きどころがあり、そこからの男舞。
楽しい例えや裏話もありつつ、言葉がその意味も含め面白く、見どころが多く楽しい解説でした。
シテである「男」の思い…なぜ元の話は分かれて終わる、老人であったのに、それを若い男にし、ハッピーエンドにしたのか…
取り込まれた季節感、「和歌」の存在、「和歌」というものでとるコミュニケーションの面白さ、平和への思いを最後に伝え、だからこそ作者は…というお話で締められました。
締めの前に、今回のレジュメを作成するにあたってご協力いただいた(お写真お借りしました。※普段は借りることはほぼないのですが、今回はわざと借りました、と林本先生が…)
神戸の笠田祐樹先生が
去年若手能でシテを勤められた「芦刈」の功績で令和7年度の大阪文化祭賞奨励賞を受賞されたことを報告されました。
それをお伝えしたくて(知っておられる方もいらっしゃったと思いますが)お借りしたそうです。
いつも能meetsでもお世話になっておりますが、笠田先生、改めておめでとうございます!
いよいよ今月に迫った道成寺、期待しております。(チケットは完売されてますが、7日(土)11時から湊川神社神能殿で解説があります。「道成寺」一曲解説のお申し込みはコチラ)
今回の能meets北浜は初めての方も多く参加いただきました、ありがとうございました!
能meetsが広がって、能楽堂、能公演に足を運んでいただく方が増えればとても嬉しいです。
次回 能meets北浜
4月27日(月)19時
「采女」一曲解説
是非ともよろしくお願いいたします!
8月までの予定が決まりました!
どうぞよろしくお願いいたします。
8月の「安宅」解説はすでにたくさんのご予約をいただいておりますので、お早めにご予定・ご予約いただけると幸いです。









