山階会

日時
会場二十五世観世左近記念 観世能楽堂(GINZASIX 地下3階)
出演演目能「玄象 替之型 早装束 クツロギ」 ツレ(師長)
料金S席:11,000円 A席:7,000円 B席:5,000円 学生席:3,000円

能は「シテ至上主義」といって、あくまでシテつまり主役が中心に物語が進みます。シテが際立つような演出が基本となるのです。しかし演目によっては、「両シテ」といい、もう一人をシテと同格に扱ったり(蝉丸・通小町等)、「重ツレ」といって、あくまでツレ(助演)ですが、その役割が非常に大きいウェイトを占める役があります。
本年8月に大阪薪能にて「千手」重衡を勤めますが、それは「重ツレ」あるいは「両シテ」扱いです。このような大役を頂戴しましたが、この度10月に、東京銀座の二十五世観世左近記念観世能楽堂にて、山階彌右衛門師主催の「山階会」が行われ、難曲「玄象」の重ツレである藤原師長役を仰せつかりました。しかもシテは山階師です。師匠のお相手をさせていただける事、しかも大役であること、本当に実が引き締まる思いです。初役ですが精一杯勤めさせていただきたいと思います。
師長は、琵琶の名手で、日本には自分に敵う相手がいないからと、中国に渡ろうとしますが、その途中須磨に立ち寄り、そこで出会った老夫婦が実は…というお話。皆様是非お越しください。

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