能meets高知 オリエンテーション レポート

能meetsスタッフブログ

10月4日能meets高知の後には

来年2月15日の高知県立県民文化ホールさま主催の能公演の一部に予定している一般参加者の方の発表会のオリエンテーションを開催しました。

 

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初めて高知に来たのが2020年2月

ヨシダワークスの吉田さんを頼って来させてもらいましたが、その時からとても参加者の方の熱を感じ、高知県立県民文化ホールさまも熱く歓迎してくださり、高知でいつか能公演をという想いが起こりました。

2021年には能meets高知「静と動」そして2022年には蛸蔵に特設能舞台をつくり、能meets能「安達原」と確実に積み重ねてきた活動です。

そして、今回は高知県立県民文化ホールさまからのお声がけを頂き本当に嬉しい催しとなりました。

 

何かできることを…と考えたこの一部の発表会。

ただ能公演をするだけではなく、多くの方に多面的に能に触れて、知って欲しいという思いです。

 

15:30 能入門体験(摺り足・舞)対象=小学生以上

こちらはドキュメント作品を別で作る事業もあり、撮影が入っております。

まずは県文の担当濱口さまよりご挨拶と説明

そして、その後林本先生からのご挨拶。

最初に「仕舞」とは、というお話から。

面白いお話に皆さま興味深く聞いてくださっていました。

そして、すり足からの「サシ」などの型

それを連続していき「老松」の仕舞へと。

皆さま熱心に体験いただき

2/15の発表会へ実際に参加される方がどれほどかはわかりませんが、見ていても楽しい体験講座でした。

19:30 斬り組(殺陣)体験(能の殺陣に挑戦)対象=高校生以上

こちらは大阪、東京と能meets殺陣としてやってきた林本先生が高知でもやってみたいと仰っていたので、念願の企画です。

最初に刀の持ち方、向きなど

能におけるチャンバラである斬組(キリクミ)のルールや基礎などのお話。

そこから早速竹の棒を用いてのお稽古に。

先生が「左の腰を〜」と説明するごとに皆さんの構えも様になっていきます。

そこから、2人一組になってのお稽古。

寸止めだからこそ逆に力が入るという理屈

形だけでなく、しっかりと心積りもお伝えする能meets殺陣でやってきたやり方です。

構えからの「ウエ、シタ、カエシ」からの飛び回り。

この飛び回りでかなり苦戦されてましたが、いきなりはやはりできません。何度も何度もお稽古して、先生もお一人お一人を見て繰り返し。

続いて斬る方斬られる方を練習し、締めくくりには竹の棒を刀に持ち替えて2人1組で実演。

終わった後に「刀の緊張感にやられた」という声が聞こえてきて、とても良い体験だと感じました。

本番はこれを能楽師の先生相手に舞台で披露するので更なる良い緊張感を体験いただけると思います。

能meetsの座学の講座だけではなく、いよいよ高知でも体験と発表までをやれる機会です。

仕舞も斬組も簡単ではないですが、だからこそそれを楽しんでいただけると嬉しいです。

講座前後には撮影や、2月の舞台の打ち合わせと、まるまる一日中林本先生はフル稼働でしたが

 

現地スタッフの皆さまや、何よりも高知県立県民文化ホールの担当さま、館長さまがとても熱心に取り組んでいただき

この後

11月、12月、1月と2月までお稽古で毎月高知へ伺うのがとても楽しみになる高知県立県民文化ホールでの一日でした!

2月の公演をチラシなど出来次第こちらでもご紹介させていただきます。