6/26 能meets博多スタッフレポート

能meetsスタッフブログ

スタッフです。

6月26日能meets博多

今年二度目開催となりました。

半年ぶりの博多での講座。
早い時期にまた実現できたのが本当に嬉しいです。

前回は何とか探したレンタルスペースで、場所もわかりにくく、少し狭い場所だったのですが、博多の演劇関係の方に教えていただき、リノベーションスペース冷泉荘というとても面白い場所での開催となりました!

マンションそのままをつかっで、ギャラリーや飲食店、会社などが入った場所の数か所にレンタルできるスペースがあり、そこをお借りしての能meets。

何度も質問をしてやり取りしていた担当の杉山様にもこの日ようやくお会いできました。

当日はお隣がアートギャラリーの展示会、
他の階でも講座などが開かれていました。
お隣にはご挨拶に伺いましたが、しっかりと杉山様が繋いでくださっていてこちらのことも知ったうえで開催頂いているようでした。嬉しいですね。

中洲川端の商店街から冷泉公園に向かって一本入った場所で、周りもたくさんのお店もあったりと賑やかな場所でした。

まずは

12時 入門編

歴史的なことから、能の成り立ち。
そして能楽師が専門職であるという説明。
ザっと広くながらも、やはり「知らないことが多い」お能のお話。でも、言葉は聞いたことがあったり、現在の意味は知っていたり。ルーツが能にあることや、本当の意味を初めて知る。

皆さんがとても興味を持って聞いてくださっていることが伝わってきました。
そこにまた林本先生の楽しいお話の進め方があるので、笑いも起こり、見ていても楽しい講座でした。

実演も交えながら、能面やお囃子の魅力にも少し触れ、きっともっと知りたいと思っていただけたと思います。

感想も

「能が不親切なことがわかったからこそ、勉強して見に行きたい」と嬉しいものをいただきました。

14時 舞解説

鵺の舞を説明をしてから、ご覧いただく事から始まった舞の解説。
少し皆さんにも構えの体験をしていただきました。
その難しさと立ってるだけでも難しく、しんどいことに皆さん驚かれたと思います。

決まった型を色々とお伝えして、その意味や難しさ、想像して見ていいんだというその余白面白みを楽しく解説したあとに…

最後はしっかりと説明をしてからの、善知鳥の舞をご覧いただくという実演形式。

皆さん「知ってから見る」と言う面白みを感じていただけていたように思います。

16時 装束解説

能の装束のまずは説明をされてからモデルを募集しての着付けの実演。
モデルが赤坂「原酒店」の店主原さま。
今回もチラシを置いていただいたり、ご協力いただきました!

体格の良い原さまに、先生も手際良く着付けて行かれます。

時々に楽屋の様子や決まり事なども話されます。

いったん女性ものの着付けをしてから、大口(袴)や法被などなどアレンジをして、その多岐にわたる装束をみせていただきました。

原さま、お疲れ様でした!
ご協力ありがとうございました。

久しぶりの3講座。
かなり先生もお疲れのようでしたが、皆様が関心を持って参加されていたので先生もかなり熱のこもった講座となっていたように見えました。

お隣の声も聞こえてくる場所ですが、それも含めてアートギャラリーといった雰囲気が素敵な場所でした。
またこちらで開催出来るよう頑張ります!

勉強すればするほど想像力が必要なんて、何て素敵な芸術なんでしょう!
と、とても印象に残る感想をいただき、やはり2度目もお客様の気持ちで、次もまた!と思わせていただける能meets博多となりました。