岸和田の杉江能楽堂に是非!

お知らせ

本格的な能公演は「きしわだ杉江能」
気軽な能公演は「すぎえ能れっじ」

と区別をして、お客様のご希望で選びやすいように(本当はどちらもお越しいただきたいのですが!)2つの能公演をお届けしています。(勿論この他にも能meetsによるワークショップなどもございます)

「すぎえ能れっじ」は、今回で第3回。およそ1時間半の上演時間を2つに分けて、第1部は私が解説、第2部で舞囃子という能の形式を略した形(衣装を着けていなかったり、ワンシーンだけをお見せします)をお届けします。
初回は、能に使用される楽器の解説、その後は照明を消して、ろうそくの灯りの元で舞囃子「融」を。作り出された照明でなく、まるで月明かりで舞わせていただいたような気分でした。(その日の日没の時間も計算して進行しました!)
2回目は、舞の所作について分かりやすくお話をし、第2部では静かで荘厳な「老松」と、颯爽と勢いのある「高砂」2つの舞を見比べていただきました。

そして今回は、「能の演出」の様々について解説します。わかりやすく申しますと、例えばある演技がある時に、そのやり方が2通りあったり、3通りあったり。能の演技は勿論、決まった事をするのが当たり前ですが、その中でも「こうするか、ああするか」というように、選択肢がある場合があります。
何故そんな選択肢があるのか?そういう事をお話したいと思います。
また、第2部では、タイトルを「酔心」と題し、お酒にまつわるお話を取り上げ上演します。
そして、私達の活動に大変深いご理解をいただきました奈良の「中本酒造」様から、なんと当日お越しの皆様に、お持ち帰り用の日本酒のお土産をご用意いただきました!このような形でご支援いただけますこと、大変嬉しく思います。この場をお借りし厚く御礼申し上げます。

舞台は、神戸の若手で今メキメキとその頭角を現しています、笠田祐樹さんに仕舞「大江山」を、そして私が入門した時から公私大変お世話になり頼もしい先輩、井戸良祐さんと共演させていただき、「乱 双之舞」を。
二人で一つの舞を舞うのも珍しいですが、曲名の脇に書かれています「双之舞」が、演出の違いを表す「小書」というもの。詳しくは当日お話します。

第3回 すぎえ能れっじ 〜酔心〜
日時:令和3年7月25日㈰13:00開演
会場:杉江能楽堂(岸和田市)
料金:3,500円(当日券は+500円)予約開始6/2013:00〜

このホームページにてもお申込受付けております。第3回能れっじ裏