能meets高知7/14スタッフレポート

能meetsスタッフブログ

スタッフです。

7月14日(月)高知で2講座

開催しました。

 

今年三回目となる講座。

2月の能meets能高知「船弁慶」を入れると、4回目の高知です。

 

今回も一階エレベーター横に案内を出してくださってました!ありがとうございます。

 

ヨシダワークス吉田さんは土曜日に制作公演が終わったばかり…お疲れのところいつもありがとうございます!

 

本日は大雨予報が出る中での開催となりました、昼も夜もキャンセルも出てしまいましたが、お集まりの皆さま、雨の中のご参加本当にありがとうございました。

 

本日も2講座!

平日お昼に二度目の高知での【謡十徳】です。

 

 

14時【能meets謡十徳】猩々 繁栄を謡う

 

 

まずは「猩々」の解説から。

しっかりと曲を理解してからお稽古をするのが能meets謡十徳です。

 

最初に聞いただけでは、わからない謡も、言葉の意味がわかると、美しい素敵な風景を想像できます。

必要な知識だと感じます。

 

 

能面や、少し舞の実演も

 

 

いよいよ、本日の稽古部分の解説へと。

 

 

大変めでたい内容で、解説を聞くとイメージも湧きます。

そして発声へと。

まずは「息」のお話。

当たり前だけど、意識していなかった「吸う」という感覚。

声を出すだけではない、出す前と出した後の大切さなど、難しいですがこの辺りもキチッと説明されてからお稽古へと。

出来はしませんが、意識をする、これが大切なんですね。

 

最後の部分でしたが、しっかりと声が出せて少しの時間でも気持ちが良かったと思います。

皆さま熱心にご参加くださいました。

 

 

そして間に休憩をいただき、

夜の講座へと。

 

 

19時30時【能meets高知】「巴」一曲解説

 

 

大阪では杉江能楽堂と、北浜で2度開催した「巴」の解説です。曲としても大変面白いので、解説も毎回楽しみです。先生ご自身も何度もやるたびに面白くなってくると仰ってました。

 

巴の予備知識から始まり、物語へと

曲の解説の中でも「囃子」のルールや、用語の解説、所作の意味などもお伝えするので、おのずと能の基礎も知ることになります。

その中でも、こちらがどう想像してもいい部分も提示されるので、実際に舞台を見た時にどう感じるのかが楽しみなところです。

また、物理的な距離と精神的な距離のお話。

それを知っているだけでも、

解説は先生おひとりですが、実際に舞台でシテとワキを見るとまた感じるところがあると思います。

能を勉強すると、昔の人の考えや想いも知ることになります。今回もたくさんそのようなものがありました。

後半はやはり「薙刀」そして「巴の執心」

勇ましさと、強さ、そしてその中に繊細な想いがあるようにいつも感じます。

最後の巴の闘い

巴は何度か拝見していますが、

舞台上のシテはひとりですが、大勢と戦っている様子が見えてくるところです。

「執心」という言葉が深く刻まれます。

そして、最後の先生の見解

巴と義仲の関係性。

それも、どう見えるのかはきっと舞台ごとに違うのだと思います。

何度も見たくなる曲です。

皆さまご参加ありがとうございました!

今回はお昼の謡十徳には、高知県立県民文化ホールの館長が、そして昼夜共に担当の方が講座に参加くださいました。

毎回お世話になっているヨシダワークスの吉田さんも必ず熱心に聞いてくださっています。

もちろん開催のご協力、お力添えが本当にありがたいのですが、内容にも興味を持ってくださることがとても嬉しく、大切なことだと感じていますし、先生もいつもそれを良いプレッシャーにして、講座に臨んでいると仰っています。

またこちらも何か吉田さんや、ホールへご協力できることがあれば!と本当に思います!

 

開催は大変ではありますが、やはり高知での講座は大切に進めていきたいと思っています。

だからこそ、また次も決めました!

次回能meets高知も2講座です!

9月29日(月)

【能meets謡十徳】

14時 鉄輪 嫉妬を謡う

【能meets高知】

19時30時「俊寛」一曲解説

こちらは、神戸での開催ですが10月に林本先生がシテ(主役)を勤める公演があります!

 

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