能meets能高知公演「船弁慶」スタッフレポート

能meetsスタッフブログ

スタッフです。

2月15日(土)能meets能 高知公演 「船弁慶」開催

しました。
第一部 11:30開演「能に出会う」
 参加者による仕舞・斬組(能の殺陣)発表会
 この日の為に稽古した成果を、能楽師と共演(仕舞の地謡・斬組の対戦相手)して披露
第二部 13:30開演「能を観る」
 プロの能楽師による能公演
 仕舞・能「船弁慶 前後之替」
まずは朝9時に集合して、第一部の準備と申合せから。
ホールの方々はもう準備をしてくださっていました。
申合せは現代演劇で言うゲネプロ。
この一回のみしか本番のようには合わせません。そしてやり直しもありません。終わってからアドバイスがあるのみです。
本来の能楽師の申合せの場合は装束も能面もつけない場合が多いですが、この日は衣裳は皆さん着替えて申合せ。
能楽師の先生方も手伝ってくださいます。
今までは林本先生一人が謡っていた地謡を3人が謡ってくださる中での仕舞
そして、昨日もありがたくも舞台で雄介さん、笠田さんと一緒にお稽古できた斬組も、更に地謡や後見も入って本番さながらです。

本番を想定した緊張感が漂う、とても良い申合せでした。

その間にも楽屋には第二部の先生方が出勤されてこられます。
大の会からは細やかですが、前日がバレンタインだったのでチョコレートとお差し入れのオリジナル珈琲も!
いよいよ開場時間
県民文化ホールのスタッフの皆さまでお迎えします。
お客様がご来場くださる度に、本当に嬉しかったです。

 

第一部「能に出会う」

参加者の方のこれまでの成果の発表です!

最初に林本先生のサプライズ仕舞があり、ご挨拶

そしていよいよ…

仕舞も斬組も、皆さま成果以上のものが出せたんではないでしょうか、「気」が素晴らしく良い緊張感を持って舞台に立っていらっしゃいました。

終演後の晴れやかな顔がそれを物語っていると思います!

客席の皆さまもとても喜んでくださっていました。

休憩を挟んで

第二部「能を観る」

こちらは最初の林本先生と狂言方茂山逸平先生のお話のみ撮影しましたが、解説をするのではなく「能と狂言の違いのお話」このお話がとても新鮮で面白かったです!

そして、仕舞

こちらも「井筒」と「野守」

それぞれもそうですが、

静と動のコントラストが素晴らしく

またこれが、能「船弁慶」につながっていたと思います。

最初のお話もあったのでお客様の反応もよく、今回の特設橋掛りが活かされる舞台でした。

子方の西垣くんも立派に勤められ、それもまた舞台に良い花を添えてくれたと思います。

終わってすぐに舞台はバラシに

儚いからこそですね。

尽力いただいた高知県立県民文化ホールのスタッフの皆さま、地元スタッフの皆さまのお力添えがあってこそのこの舞台でした。

やはり、この支えがあって、だからこそ良い舞台ができるのだと改めて思いました。

本当にありがとうございました!

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ご来場の皆さま
第一部に参加の皆さま
お力をお貸しくださった先生方、
そして
主催の高知県立県民文化ホールさま、高知スタッフの皆さま
本当にありがとうございました。
これからも是非ともよろしくお願いいたします!

次回能meetsは2講座!

大阪で人気の体験講座【謡十徳】も始まります。

是非ともご参加ください!

※7月にも開催が決定しています。

能meets高知

能meets謡十徳

 

4月14日(月)

14時  謡十徳 高砂 祝言を謡う

曲の一部をとりあげて、曲のあらすじや言葉の解説後

意味を理解したうえで、謡(うたい)を

参加者全員でお稽古します!

個人稽古はハードルが高い方も是非お気軽に!

19時半 「恋重荷」一曲解説

実演を交えながら曲をまるごと一曲解説

三島由紀夫の近代能楽集にも「綾の鼓」の名で収録の名曲!

 

ご予約はコチラ

≪料金≫

(当日精算)

各講座 2,000円

会場
高知県立県民文化ホール  3階 第5多目的室

※土足不可

※講座に必要な服装や持ち物はありません。

受付・入場 20分前