能meets能北浜「清経」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
10月7日(月)19時能meets北浜「清経」曲解説
を開催しました。
3日後の「ならでは能」の事前解説です。
もう3日後に迫ったおシテの舞台。
しかも先生にとっては小書き 恋之音取の披きとなります。
先日の新橋でもその気合いがのった解説だったと思いますが、更に日が近づいた上に、本日の解説にお越し下った方は半分以上の方がもう、ならでは能のチケットをご予約いただいている方々。
先生自身もそれを確認されて講座の舞台に出ていかれました。
まずは前置き
修羅能の説明から
そして…平家物語にもたったの数行しか出てこない「清経」世阿弥がなぜその清経に着目したのか…。
時々115分喋ってしまった最長記録の新橋の反省をしながら講座は進みます。
とはいえ必要なこと、お能ではこの言葉はこういう意味です、など基本的なルールや約束事は伝えて丁寧に。
そしてもちろん「当日どうするか」というお話も。
先生がおシテを勤められる舞台の事前解説ならではの楽しみがあります。
新橋ではそこまで多く解説しなかった恋之音取の話を北浜では少し詳しく話されました。
登場の仕方…当日の舞台を想像するだけでこちらも緊張してくるような感覚になりました。
当日のお笛は、大の会や能meets能でもお世話になっている、斉藤敦先生。
とても楽しみです。
清経が登場してからの奥さんとのやり取り…
新橋でも思いましたが
色々な取り方が、男女でもまた個人の性格でも違いそうな、その部分。
先生は最初は面白く例えなどしながらお話をされていきます。
ここも後のための伏線です。
そして、そのやり取りも途中でフト終わり曲の最後へ…
清経の仕方話、舞で表現されるその部分
全てをやれないので、要点だけですが解説付きで実演を見ると、色々と想いが巡ります、これをまた当日どう思いながらどう感じながらその舞を見るのか…事前解説の楽しみです。
仕舞の部分でもある最後の舞ですが、知ってから、そしてお能として全編見るとまた違う想いが起こります。
知らずになんとなく見る…そんな楽しみもありますが、やはり、もったいない事でもあると、能meetsの講座を受けるたびに思います。
そして、
史実と違う形見の件…
世阿弥の想いがどうあると先生が考えるか…
それを聞いて、私たちがそう感じるのか。
今まで聞いてきたお話がひっくり返される瞬間。
二度聞きましたが、ここは大変面白く、林本先生の講座の魅力が詰まっていると改めて思いました。
ならでは能
「清経 恋之音取」
10月10日(月祝)12時半
奈良春日野国際フォーラム 甍~I・RA・KA~
【能楽ホール】
当日券もございますが、お得な前売り券は前日までご予約いただけます!
皆様のお越しをお待ちしております。
次回能meets北浜は
11月2日(水)19時「雲林院」曲解説
気になるサブタイトルがついております。
~その男、スキャンダルにつき~
以前は謡の一部をサブタイトルにしていましたが、実は今は先生が見出しとしてつけておられます。
どんなお話か楽しみですね。
11月はなんと2講座あります!
25日(金)19時
「能面」解説
北浜では初めて、大阪では久しぶりの「能面」解説です。
是非ともお待ちしております!
その前に!今月はいよいよ能meets能の開催です。
10月30日(日)14時 山中能舞台
第三回能meets能
「鬼女ふたり~こころ、ならずも」
大阪公演「葵上」
正面席はあとわずか、ワキ席はまだございます。
ご予約お待ちしております!
