能meets新橋「隅田川」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
7月16日(火)能meets「隅田川」解説
北浜の翌々日というスケジュールでの講座。
昨日は林本先生は樂之会に出演。
ひとつ舞台を挟んでの、今日の「隅田川」
大阪での反響がとても大きく、今日の講座もたくさんのお申込みをいただきました!
開場前に雨がかなりキツくなってしまう中、本当にありがとうございます。
一昨日開催したばかりの「隅田川」解説
でも少しその場その場で内容は変えて
隅田川という土地、
作者元雅、その親世阿弥、狂女もの、
そして能面、待ち道具、装束、お囃子のお話。
全てに意味があり、
解釈があり、そしてその解釈はひとつではないという部分。
知っているのと知らないとではまた感じ方が変わります。
北浜で30分オーバーだったため、途中途中、急ぎつつも丁寧に本編へと。
色々な見方があると言うよりも、
そのストーリーの、お能的な表現が面白い隅田川。
舟に乗るまでの都の女と渡守のやりとり
そに含まれた色々な引用
そして
乗ってからの「語り」
やはり聞いているだけでもグッときます。
まずは、明後日の能meets能カカリで、
そして「隅田川」の公演でこの場面を観るのが楽しみでなりません。
浮き上がる「塚」の存在
最初からあったはずなのに、ここで効いてくるこの作り物の効果。
塚と対峙した時の所作
そして「子方」の存在のお話。
子方に向かう、心待ちの違いのお話。
終わって
そこからのこの物語の「悲劇」「救い」
それがまた興味深く
講座であっても感じ方が違います。
今日もきっとお一人お一人がご自身の「隅田川」を持って帰られ、実際に舞台を見た時にどう感じるのかを楽しんでいただけたらと思います。
これが能meetsの醍醐味です。
講座で「知って」
そして実際に「観て」
そこで講座が終わると思います。
でも、舞台も演者によって、その時の自身によって変わってくるものでもあるので、やっぱり、終わらないですね。
実は本日お一人
能楽師の先生がお見えになっていました。
受付でも気づかず大変失礼をしてしまったのですが、林本先生は早々にお気づきで、大変緊張したと仰っていました。
ありがとうございました。
そして、ご参加の皆さま、本当にありがとうございました!
次回は
能meets新橋
9月11日(水)19時 玄象 一曲解説
こちらは10月20日開催 山階会の事前講座です。
林本先生はツレの師長を勤められます。
会場は銀座の観世能楽堂
東京で林本先生の装束を付けての舞台をご覧いただける貴重機会となります。是非とも講座と併せて舞台もお運びいただけると嬉しいです。
いよいよ明日7月18日は
能meets能カカリ
まだAエリアはお席のご用意があります!
たくさんの方に観ていただきたい、お能を知っておいただきたい、更に色々な見方を感じていただきたい!
お能ファンの方には敬遠される「講座」かもしれませんが、たくさんの先生方に出演いただき実演も豊富に
更には紋付袴姿でのワンシーン実演は、いつも観られないものを観ていただけると思います。
これからの方も
もっともっとの方も
ぜひ応援、ご来場いただけると嬉しいです。
そして本日は大変大変驚いたことに、能楽師の先生がお一人講座にお見えでした…
林本先生も終始緊張されたそうです。
本当にありがとうございました。
今夜0時まで前売価格での直前予約が可能です。
明日も当日券をご用意してお待ちしております!