能meets新橋「野宮」スタッフレポート

能meetsスタッフブログ

スタッフです。

4月18日(金)能meets新橋「野宮」一曲解説

開催しました。

こちらは6/22(日)武田宗典之会で、いつもお世話になっている宗典先生が独演二番能として二曲のおシテを勤めるうちの一曲です。

林本先生も地謡で出演されます!

なんと6/20の能meets新橋でも、もう一曲「邯鄲(かんたん)」を取り上げます!こちらは林本先生は当日の音声ガイドをされます。

武田宗典之会詳細はコチラ

 

やはり、本番が近い曲

しかも常々意識されている大変仲の良い宗典先生のお舞台の曲ということで、林本先生も力が入って何度もレジュメを見返し、そしてかなり時間を気にされての本日の講座でした…

時間がないからお見せするのをやめようと、いっていた「葵上」でつかう能面を取り出してました…

初めての方も多かったので先生が「見せたくなった」のだと。

予備知識である、源氏物語のお話をされ

いよいよ本編。

大切な道具を先に出すということや、能舞台の基本的な始まり方、役割から…

特に熱のこもった「野宮」という曲の大事な冒頭のお話、「心象」という言葉。

だからこそ、6/22の宗典先生の会がとても楽しみになりました。

大切なところほど止まる能の演出。

そこで語られるお話、風景。

そして源氏物語と、金春禅竹が書いた「野宮」の違い…

途中途中「時間ない」と言いつつも、関係の深い「禅」の引用のお話などを挟みつつ前半終了。

北浜ではここで残り5分でしたが、今回はあと15分!

しっかり時間を調整しつつ

間狂言を挟んで、後場へと

後の登場の仕方や

そこで語られる過去、そしてはじまる序の舞

ここも「言葉にならない想い」を舞で表現する場面。

時が経つこと、そして変わること、変わらないこと

当日は何を感じるのでしょうか

そして、北浜でも印象的だったこの曲の終わり方。

今日はかなりスピードアップして進めた講座も、とても印象的に終わった感じがしました。

それほど、息がぐっと詰まった空気…

能舞台で拝見する期待が高まって終わったように思います。

予備知識も必要で、

物語もありつつ、その風情も大切な曲。

難しいからこそ、こちらが想像するものがたくさんあり、その日の舞台で受け取る物で印象も変わりそうで、それが楽しみになる講座でした。

なんと、最後に武田宗典先生が顔を出してくださいました!

これがあったのでかなり時間を気にされていた林本先生…。(やればできるじゃないですか!と言ってしまうのはダメですね)

宗典先生ご自身から武田宗典之会の宣伝もしていただきました。

ご自身の会の前に、良いお話を聞くことができました。

宗典先生、ありがとうございます!

スタッフ陣も楽しみに伺う予定です!

お客様の中にも「伺います」という方や、「チケットまたお願いします!」という声がありとても嬉しかったです。

皆さまご参加ありがとうございました!

また次もどうぞよろしくお願いします。

明日は林本先生は、観世能楽堂で、師匠山階彌右衛門先生のお社中の方々の成果発表会である怡楽会(いらくかい)です。

 

次回能meets新橋6月!

能meets新橋

6月20日(金)19時

「邯鄲」一曲解説

こちらも6/22武田宗典之会の事前講座となります!もう本当に直前です。

皆様のご参加おまちしております。

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