能meets新橋「野守」スタッフレポート

能meetsスタッフブログ
スタッフです。

12月17日(火)能meets新橋「野守」一曲解説

開催しました。

 

今年最後の能meetsとなりました。
去年は能meets殺陣東京という初めての東京の能舞台で催しができましたが、今年は講座のみとなりました。
また色々と企画出来たらと思っております。
寒くなりましたが皆さまご参加本当にありがとうございます!
そしてこの野守の解説は大阪で一か月前に開催し、とても面白かったのでスタッフ陣も楽しみにしておりました!
先生は、午前中に阪急交通社のたびコト塾の講座を終えてから本日2つ目の講座です。

事前のお話、そして「つくりもの」「登場のお囃子」丁寧に進められます。

今回も初参加の方がいらっしゃるので、毎回基礎も含めてお話されます。

それを聞くのも「知ってる知ってる」となり、知識が積み重なるのを実感できて嬉しいです。

和歌の引用、しかもそれに意味がそこまでないこともあることや、それを余白と捉える見方。知らないと全てを身構えて見てしまいそうですが、そういう感じ方もあるのだと改めて思います。

何もわからず「なんとなく感じて見る」ことと、「知った上で感じて見る」ことは大きく違うだろうなぁと考えさせられる部分です。

小書き(特殊演出)の説明も、先生が週末演じる「白頭」と重ねて。小書きが出来た由来や、そこでカットされる部分だけども、大切な和歌が入ってるのでそれは「本来ある」ということを頭に入れて見てくださいと。

確かに全く知らないとでは解釈も変わってきそうです。

しかもここは大阪では言わなかった部分です…!

実演も多分にやってくださったのは、やはり本番が差し迫っているのだと感じます。

師匠の山階先生にもお稽古をつけていただいたあとなので、尚更なのかと感じました。

大阪で終えた「野守」の解説とは違うお話もありました。

いよいよだな、とこちら側もワクワクします。

今回も後場の出が大変面白く、そして鏡の扱いのお話。

曲が終わってからの解説がやはり面白い…!
「鏡」とは
「鬼」とは
「世阿弥」の作風
それを先生がたくさんたくさん勉強したものの中から集約して伝えてくださいます。
この部分があるのが能meetsの醍醐味であり、能をもっともっと見たいという気持ちにさせてくれます。

自分がどう感じるのか

この日の舞台でどう感じるのか…

何度もこの日も仰っていましたが(東京であせる

 

こちらは大阪の大槻能楽堂で今週末観ていただけます。

12月22日(日) みおつくしチャリティー能 第二部 14時半開始

林本先生が今年最後のシテを勤める舞台です。

ご都合あう方は是非お越しください。

imageimage

次回は来年に2月になります。

ちょっと先ですがどうぞよろしくお願いいたします。

能meets新橋

2月21日(金)19時

「鵺」一曲解説

皆様のご参加おまちしております。

能meets新橋ご予約はコチラ

皆様、良い年末をお過ごしくださいませ。