能meets新橋「蝉丸」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
10月21日(月)能meets新橋「蝉丸」解説
昨日は林本先生の師匠である、山階 彌右衛門先生の会「山階会」でした。先月の能meets新橋で解説した「玄象」林本先生はツレの師長を勤められました。
東京で装束を付けての舞台は貴重な機会、ご来場の皆さまありがとうございました!
そして本日は午後に阪急たびコト塾での講座でした。今までとは趣向を変えて「高砂」を中心に全三回の講座となっています。
担当の皆さま、そしてお集まりの皆さまありがとうございました。
そしてそして夜は能meets新橋
今回は「蝉丸」
大阪でちょうど一年前に解説した曲です。
知っておいた方がいい事前知識からまずはお話を。
能の基本や見方、ルールなども交えつつ本編へ
一度大阪で開催した「蝉丸」ですが
また新しい話の運びや、今日のお客様に向けての補足などもあり新鮮でした。
一つのセリフについても
「なぜ言ったか」というのを先生がこちらに問われます。
観る側が行く通りも想像することは、能では核心に触れていないからおこる面白さです。
鍛えられている感じがします。
逆髪と蝉丸が出会ってからは、大事だからこそ動かない場面
それは「謡」が大切だからこそ「聞かせるため」
大切だとわかっていても、知らないとなかなか難しいところです。
そして、二人の別れへと
前回よりも、今日は更に哀しみを強く感じました。
舞台同様、その時の自身や経験によって感じ方が変わるのだと思いました。
最後の先生の問い
最後に残るもの、2人が手に入れたもの
更にそこで深まる見解
途中に伏線を引かれた逆髪の考え方、禅の影響を受けている部分。
そして、
禅の影響受けたお話だからこそ
作者は世阿弥ではないか?という見方
こちらも能meetsの講座で色々な曲、世阿弥の曲の解説を経験すると頷ける部分です。
ご自身の体験や先輩からの話なども交え
時に面白楽しく話されていきますが
フト実演に入る瞬間や、こちらへの「問い」多面的な見方のお話などを聞くと、瞬時に会場の空気が変わるところが先生の講座の醍醐味だと今日も思いました。
途中「先生は時計を持ってないのでは」とスタッフ陣が不安になりました(会場に掛け時計はないのです)が、当たっておりました…
結果としては、前回大阪より更に長くなった解説でした。
次回は
能meets新橋
11月5日(火)19時
世阿弥の言葉「二曲三体論」
久しぶりの世阿弥の言葉
世阿弥の演劇論「二曲三体論」です。
大阪で開催した際非常に面白く、スタッフ陣で「是非東京でも!」と提案していた件が叶いました!
毎回ですが…オススメです!
皆様のご参加おまちしております。
そしてそしてもう今週末!!
いよいよ、いよいよです!
10月27日(日)13:30
(事前講座 11:00〜12:30)
第三回大の会 「隅田川/石橋」
子を思う道に
湊川神社神能殿(兵庫県神戸市)
大阪、東京、福岡、宇都宮、高知で能meets講座を開催
その他、徳島、姫路でも事前講座の機会をいただきました。準備はしっかり進めております。
「隅田川」と「石橋」二曲を林本先生が勤めます。
どうぞお越しください!お待ちしております。
noh_dai05@yahoo.co.jp
でも受け付けております。
お名前、希望席種、枚数、お電話番号を記入してお送りくださいませ。