能meets新橋「清経」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
9月26日(月)19時 能meets新橋「清経」曲解説
を、開催しました。
2ヶ月ぶりの新橋ありがとうございます。
この日は先生は午前中に同じ新橋で阪急たびコト塾での講座、お昼から御嶽山でのお稽古、そして能meets新橋というスケジュールでした。
「清経」は10月10日ならでは能で先生がおシテを勤められるのですが、東京でも10月16日に山階会でもご覧いただけます。
林本先生は「清経」には出演されませんが、同じ会の「一角仙人」でツレを勤められます。
自分もおシテを勤め、さらには先生の師匠の会での曲です。
先生のレジュメをチラッと目にしましたが、いつも以上にメモされていました。
直前まで「何かを削らないと2時間かかる…」と、レジュメと睨めっこされてました。
お話自体が哀しいと思っていた「清経」
講座が始まる前と終わってからと、お話の印象が変わることが面白いと常々思っています。
色々な見方や、起こったことのその裏を知ることができる能meets講座の醍醐味です。
今回も、お能のルールや
基本的な知識を添えつつ、時に面白い例えをいれながら進んでいく講座です。
やはり「形見」である「遺髪」のお話は興味深いものでした。
そもそもの史実と、世阿弥の設定。
更にはその扱い。
色々なパターンと、先生が一度経験したあまりないパターン。
どれも興味深く、今後「清経」を見る度にこの場面で色々と感じる事が違いそうです。
シテとツレのやりとりもリズムのことや、盛り上がりを表現するさまが当日楽しみになり、
さらに後半の舞の部分。
このお話をどう捉えるかで変わってくるのだと思います。
立場や見方を変える事、意味を知る事で大きく感じ方も違いそうです。
更には最後の清経の仕舞部分。
そういった意味があるのか!とおどろきました…
今までは思いもしなかった感想を抱きました。
そして、終わってからも…
世阿弥の脚本論…登場人物、設定の変更
「形見」「若い夫婦」のお話
なんとも衝撃的でした。
やはり「知る」と面白いです。
2時間はかかりませんでしたが、能meets新橋最長時間で終えた「清経」曲解説でした。
ご参加の皆さまありがとうございます!
先生は翌日始発で徳島へと向かわれるそうです…
次回能meets新橋は
10月17日(月)19時
「葵上」曲解説です。
こちらは10月30日(日)大阪で開催の能meets能大阪公演の曲です。
オンライン配信も予定しておりますので、是非とも事前講座としてご参加くださいませ!
また「清経」曲解説は
10月7日(金)19時
能meets北浜でも開催いたします。
10月10日ならでは能直前の解説!
是非ご参加くださいませ。
能meets北浜お申込み