能meets博多 9/23 スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
9/23(月祝)福岡市のBAR YURA YURAにて能meets博多
開催しました。
初めての場所となります。
普段はLIVEなどもやっている場所での能meets!
違和感が逆に面白い空間。
たくさんのライブスケジュールの中に能meetsの名前があるのが面白いです。
本日は2講座
13時 能面
少人数だったので、思い切って先生も着席したりしながらの講座に。
アットホーム感がとても楽しかったです。
福岡では2回目の能面解説だったので、今までとは違う「楽屋での扱い方」だったり、能面についてひとつの演目をお話したりと、今回ならではの講座でした。
少人数ならではで、テーブルを回ってお話してくださったり、何度も聞いた能面解説でしたが、今回また能面に絡んだ新しいお話もたくさん聞けて新鮮でした。
先生もたくさんの能面をお待ちくださり、なんとも贅沢な講座となりました!
終わってからも体験や質問など、お客さまともたくさんお話ができました!
ありがとうございます。
15時 「隅田川」一曲解説
前日北九州芸術劇場で千穐楽を迎えた、劇団「空晴」の公演。こちらに林本先生がドラマトゥルクと参加されていました。モチーフがこの「隅田川」
なので、公演にもお越しになって講座に来られた方もたくさんいらっしゃいました。ありがとうございます。
スタッフは大阪東京ですでに聞いていた解説でしたが、また違う感覚になるだろうと楽しみにしていました。
いつもと違う雰囲気での始まり。
当日のお申し込みもいただき、たくさんのご参加ありがとうございました。
初めての方も多かったので丁寧に進めていくお話。
能舞台の始まり方、お囃子などの説明も含めつつ。
あらすじからはじまり、
つくりものの効果など、少しずつ伏線のようにキーワードをお話されていきます。
シテ登場の第一声から違って聞こえる解説でした。
やはり「知って」いるということの大切さ、面白さだと思います。これは本当に10/27の当日が楽しみです。
渡守とのやりとり
船の中の語り
母親の質問
やはりこのあたりは何回聞いても、装束も能面もなく、先生おひとりの実演だけでも色々と感じることがあります。
実際の舞台を見るとどうなのか…
解説前に何度か拝見した「隅田川」ですが、やはり解説後に観るのがとても楽しみです。
歩みのわずかな違い
たった一言があるかないかで、どう違って聞こえるか
最初から置いてあるつくりものに、心象的にスポットが当たる瞬間。
実際にはどう見えるかはわからないけれども、教えとしての演出、演者の思いとは。
子方の登場、それにまつわるお話。
そして、全てのお話が終わったあと最後に先生の思うところのお話
子供の声、渡守の思い
時代背景も含めた他人の不幸との向き合い方
この母親のその後を想像すること
「知って」から「観る」ことで豊かになる楽しさや面白味が詰まった解説でした。
今日はラストの謡が今までと違って聞こえました。
これも当日はまたどう感じるのかわかりませんが
ご参加の皆さまありがとうございました!
そして初めて使わせていただいた YURA YURAさまありがとうございました!
この隅田川一曲解説は
まだ高知、宇都宮で解説させていただきます!
10/4(金)12:30能meets高知
高知県立県民文化ホール 第5多目的室
※来年2/15にホールで開催される能公演「船弁慶」の午前中に行われる仕舞や斬り組(殺陣)の発表会参加者へのオリエンテーションもあります。
10/7(月)19:30
※14:30 能面のお話 と、2講座
能meets宇都宮
栃木県立総合文化センター 古典芸能練習室
そしてもちろん!
10/27(日)は
第三回大の会(湊川神社神能殿)
こちらもまだまだお待ちしております!
当日の解説は能meetsでやったものとはまた違って、武田宗典先生をメインに、お囃子やワキ方から観た隅田川や石橋のお話を聞いていただけます。