能meets北浜「采女」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
4月27日(月)19時能meets北浜 「采女」一曲解説
開催しました。
前回が3月頭開催でしたので、2ヶ月弱空いた北浜
久しぶりの感覚です。
昨日は京丹後での林本先生のお弟子さんの発表会「丹能会」
朝から晩まで走り回っていた林本先生でした。
合間や終わってからも「采女」のレジュメ「采女」のレジュメ…と呟いていた先生でしたが、さて…
この「采女」
スタッフもまだ見たことがない曲です。
パッと見ると読めないですよね…?
「うねめ」名前ではなく女官の総称だそうです。
動きも少なく2時間10分ほどかかるという「采女」ですが、
小書き(美奈保ノ伝)つくと1時間半になるそうです。
作者は世阿弥では?と言われていると…また気になるキーワード。
ルールや基礎も含めつつ、頭から解説を。
お囃子のことや、言葉のルーツなど
初めての方からは感心をされたような声が出
何度か聞いたことがあっても、復習の気持ちで聞く事ができます。
昔の人の思いや考え方に触れるのも能の醍醐味だと感じます。
それも解説されないと気づかないことが多いのですが…
林本先生が伝えてくださる言葉をヒントに情景をイメージすること、
解説を聞くと、きっと本番の舞台でも思い出されると思います。
そういった美しい風景や
昔の人の信仰や考え
更には政治まで。
あぁ面白いなぁとここまで聞いた45分間
なんと美奈保ノ伝では、全て省略されるという衝撃!!
でもこの知識は無駄にはならないことも知っています。
「知ってる」からこそ「楽しめる」ことが能にはたくさんあります。
和歌や掛け言葉、そして
猿猴の月(えんこうのつき)
初めて聞きましたが、面白い言葉でした。
前半終了までが美奈保ノ伝ではかなり短くなるということで、間狂言を挟んでいよいよ後場。
美奈保ノ伝では後シテが身を包む水色や青色の装束の意味するもの…「水の中から現れた」ということ
やはり知ってから、みたいところです。
今回も「和歌」が大切なところで出てきます。
たくさんその話を聞いたところで、後場も美奈保ノ伝ではザックリと省略されるとの本日2度目の衝撃…!!
しかしながら序ノ舞では美奈保ノ伝だからこその舞方がある聞き、これは美奈保ノ伝ならではの楽しみだと感じました。
解説でも最後の舞以外は動きはほぼなく、謡が多かった本日でしたが、だからこそ想像しながら拝見したいと感じました。
しかも、
こちらは6/13(土)大阪観世会
お家元観世清和先生のおシテでご覧いただけます!
林本先生は地謡で参加されます。
是非ともお越しくださいませ。
チケットは(noh_dai05@yahoo.co.jp)にて承ります。
全てが終わったところで
冒頭の「宮路正しき〜」へ繋がるお話へと。
身分と帝への想い、権力の犠牲になった采女が恨み言をいうのではなく、国の平和を祈り「祝言」の物語となること。
「名前」ではなく「采女」という存在
帝に仕える=国に仕える
個人ではなく、国というスケールの大きなお話として受け取ることができるのではないか
その方が主人公となった「采女」が浮かばれるのでは…だからこそ、作者はやはり世阿弥では?と、まとめられました。
今日は初めての方も多かった北浜で
林本先生はお疲れのところだったと思うのですが、そんなことも感じさせない講座でした。
そしてご参加の皆さまありがとうございました。
次回 能meets北浜
5月17日(日)14時
「天鼓」一曲解説
久しぶりの日曜お昼間開催です!
是非ともよろしくお願いいたします!
こちらは6月6日(土)松華会(湊川神社神能殿)の事前講座となります。
シテは林本先生です。講座とあわせて舞台もご覧いただけると嬉しいです。
能meets謡十徳
5月16日(土)11時「天鼓」
11月29日(日) 大槻能楽堂







