能meets北浜「世阿弥の言葉~初心忘るべからず」スタッフレポート
能meetsスタッフブログスタッフです。
1月28日(金)北浜RONDOで、今年最初の
能meets北浜「世阿弥の言葉~初心忘るべからず」
を開催しました。
いつもよりも換気を徹底したためかなり寒かったと思いますが、皆さまにもご協力いただいて開催出来る今現在です。
ご協力ありがとうございました。
今回は席の間隔を更に開ける為に、少し座席位置を変え、林本先生もマスクをしての開催とさせていただきました。
曲解説ではなかったので、実演もほぼなく、席の間隔をあける事を優先させての対応です。
この「初心忘るべからず」の講座は、既に去年高知と新橋で開催しており、参加頂いた皆さまだけでなく、現地スタッフにも絶賛いただいた内容でしたので本当におススメでした。
まずは長崎や博多でされた能meetsの名前の解説を北浜でも改めてされてから、「鵺」の謡から始まりました。
この時だけマスクを外し、真横を向いて謡わせていただきました。
少し内容を説明してからの謡。
知らずに聞くより、情景が浮かびますね。
何故この謡に決めたのか…
なんと偶然にもこの講座前に20年弱ほど前に「鵺」を謡っているテープを見つけられたそうです。
ご自身で聞いて…今日のお話をするにあたってこの曲だと思われたそうです。
「初心忘るべからず」
果たしてどう繋がっていくのか…
これは先に講座を終えた高知とも新橋とも違う導入です。
土地土地での反応、更にその時その時にご自身が感じられたことや日々の経験がしっかりと反映されての講座です。
一度たりとも同じ講座はありません。
初心忘るべからずの前に
年来稽古条々を詳しく話してくださいますが、これが700年前にもう書かれていたものかと思うと驚く内容です。
文字だけで読んでもわからないのですが…それを先生が経験談も交えて、時には面白い例えで話してくださいます。
年齢ごとの役者として在り方。
面白いですね。
人生にも通じることがたくさんあります。
そうして頷いたり、時に笑ったりしているうちに徐々に「初心忘るべからず」の話に近づいていっているのです。
最後の10分強ほどでその核心に触れます。
三度目の「初心忘るべからず」ですが、やはり気持ちが高まります。
前向きのベクトル。
今までこうだと思っていた意味より、更に力を貰える言葉だった
「初心忘るべからず」
皆様からの反応も良く、ご自身の状況と重ねられたり、この「世阿弥の言葉」をまたやって欲しいという嬉しい感想もいただきました。
先生、よろしくお願いいたします!
講座後は取材もしていただきました。
またお知らせいたします。
次回は
能meets北浜は
2月27日(日)14時開催
「邯鄲」曲解説です。
こちらは、3月27日(日)に杉江能楽堂で開催される、第三回きしわだすぎえ能の曲で、おシテが林本先生です!
日曜開催ということもありますので、是非とも皆さまにご参加いただきたいです。
この日は、3月27日の先行予約も承ります。
ただし、正面席には限りがありますのでご希望多数の場合は抽選とさせていただきます。
ワキ席はご希望の方全員にご購入いただけます
※お一人様1枚
そして
能meets新橋
2月22日(火)19時「五番立て」解説
2月24日(木)19時「邯鄲」曲解説
となっております。
開催できる状況であることを祈っております。