ラジオ出演しました!

ご縁を頂戴しまして、8月30日(火)午前11時頃、ラジオ関西「桂春蝶のバタフライエフェクト」に出演させていただきました。

落語家の桂春蝶さんとは、私が内弟子時代からお付き合いさせていただいております。

山本能楽堂で「上方伝統芸能ナイト」という催しがあり、能狂言以外にも、落語や講談、文楽や浪曲など幅広く伝統芸能を紹介する会で、始まってもう10年程になります。そちらにご出演いただいたのが桂春菜さん、後の桂春蝶さんです。

私の内弟子時代の頃、楽屋を走り回っている様子をよく知っておられる桂春蝶さん。今回の私の「道成寺」公演を大変喜んでくださいました。能「道成寺」の主役を勤めるということは、いわば「能楽師が能楽師として認めてもらえる試験」のようなもの。この大きな舞台に立たせていただく事を春蝶さんが知って下さり、すぐに私にご連絡いただきました。

「僕のやってるラジオにご出演していただけませんか?道成寺の事お聞きしたいです!」

…久しぶりの、そして突然の春蝶さんのメッセージに驚きました。

昔から、さほどよく話をしたという事はありませんでしたが、少し離れたところから温かく私を見守っていただきました。楽屋ではとても楽しく話をされるのに、いざ舞台となると急に眼が光る。いつも的確にご指摘をされ、また春蝶さん自身のお弟子さんへのまなざしは、厳しくも温かい、落語への姿勢、引いては今のこの国への憂い、そしてすぐそばにいる弟子への思い…。非常に視野を広くお持ちになられ、私も学ばせていただくところは多々ありました。

私が独立をし、地元の大正区で催しをすることになった時、私は舞台というものに意識の深いこの方に是非お越しいただきたいと、厚かましくも能の公演の司会に、出演を依頼させていただきましたら、快くお引き受けくださいました。それから5年間、続いてお越し頂きましたことは、今でも深く感謝いたしております。

しかしながら、どんどん落語界でビッグになっていかれる春蝶さん。お話しする機会も減り、少し寂しい思いもしながら、影ながら応援させていただいておりました。実は、こっそり落語会を拝見に伺ったこともありました。

その春蝶さんからのお誘い!本当に嬉しく思いました。

ただ、その久しぶりの春蝶さんとの会話が、広く世間に流れている!私はガチガチで当日を迎えました(その時の様子がこの写真です。私、ガチガチでしょう!?)。
上手く話せたかどうか分かりませんが、憧れの春蝶さんと少しでも時間を共有できたこと、とてもうれしく思います。そしてこの機会を作って下さったラジオ関西のスタッフの皆様、ありがとうございました。

私が「道成寺」を初演させていただくということで、たくさんの皆様が動いてくださっている。この事を胸にしっかり抱いて、命がけでつとめさせていただきます。

呼子子ども能教室の様子がテレビに出ます。

佐賀県唐津のケーブルテレビ「ぴ~ぷる放送」より、私が主宰しております「呼子こども能教室」の取材のお申し込みを受け、先日お稽古場の撮影がございました。

どのような質問をいただいてもきちんとお答えできるようにしよう!と意気込んでおりましたら、なんと、インタビュアーは、私が日頃教えているこどもたち!

実際にこども教室を体験している生徒さんによる、お稽古場の紹介ということで、ナレーションもこども達が担当しました。

私も少しだけインタビューしていただきましたが、私の事よりも心配なのは、撮影に慣れていないこども達の事。緊張しながらも精一杯つとめていました。

お稽古している様子を、こども達のナレーションで撮影。残念ながら地域の方しかご覧になれませんが、小さくも爽やかな勇姿達を是非ご覧ください。

彼らは今、来年3月5日の発表会に向けて一生懸命取り組んでいます。

大曲「道成寺」をつとめさせていただきます。

来る十月三十日(日)大槻能楽堂におきまして、「故山本眞義十七回忌追善能」を催させていただく事となり、私が能の名曲であり大曲である「道成寺」のシテ(主役)を勤めさせていただく事となりましたので、ご案内申し上げます。

能楽の家に育たなかった私が、大学のクラブで山本章弘師に出会い、能楽の道を志し、故山本眞義師の元に入門しました。芸の事は勿論、お茶の出し方や手紙の書き方、能役者として、社会人としてどのように生きていくべきかという、およそ学校では教わらない事を沢山教わり、十年間の内弟子修行を経て平成二十一年に独立を許されました。独立の後もたくさんの皆様に支えられながら舞台を多数勤めてまいりました。

「道成寺」は、舞台に登場する前の幕の中、お客様からまだ見えないところでも既に演技が始まり、登場の仕方も非常に難しい「習の次第」、女の不気味な様を謡で表現する「道行」、大鼓一人だけの演奏に合わせ遠くから鐘を見上げる「執心の目附」、この曲の最骨頂ともいうべき、小鼓との一騎打ちである「乱拍子」、その長い緊張状態が爆発をする「急の舞」から、失敗すると命にもかかわる「鐘入り」。鐘の中でも口伝により、真っ暗な中で衣装の着替えをし、鬼女に姿を変えます。そして僧侶達との激しい戦いである「祈り」……。色々な見せ所がございますが、その分たくさんの決まり事をこなし、「道成寺」を勤めなければいけません。

先日家元より、「沢山の決まり事を、教わった通りにする事が大事なのだよ。上手に舞おうなんて思ってはダメですよ。」とお言葉を頂戴しました。師匠から教わった事をそのまま演じる。これこそが「伝承」なのだと感じています。

能役者の卒業論文と言われる「道成寺」を、観世流家元のお許しを得まして、演じさせていただく運びとなりました。その他観世流御宗家・観世清和師に御来演下さり舞囃子「海士」を、山本章弘師が老女物の難曲「卒都婆小町」を、他にも大変豪華なキャストとなっております。このような会で大曲を勤めさせていただく事、身の引き締まる思いですが、精一杯演じる覚悟でおります。

これまでの私の能楽人生を支えてくださいました皆様に、是非ともお越しいただきたいと思っております。「道成寺」をご覧いただき、修行の成果をご披露できればという気持ちです。

ご多忙の折恐縮ではございますが、是非お越し下さり御高覧賜りますようお願い申し上げます。お申し込みはdainokai.comのチケット申し込みページのほか、お電話などでも受け付けております。

山本真義十七回忌追善能 道成寺

山本真義十七回忌追善能 道成寺

山本真義十七回忌追善能 道成寺

山本真義十七回忌追善能 道成寺

佐賀県唐津にて講座開催します!

佐賀県唐津にて、合計4回の講座を引き受けさせていただく事になりました。

唐津市男女共同参画推進市民提案事業として、「佐賀県翼の会 唐津・東松浦支部」の方々よりご依頼いただきました。

伝統文化といいますと、「男の世界」とよく思われます。確かにそのような面もあるのですが、女性能楽師も現在各地でご活躍されてます。

今回は、男女共同参画の事業という事ですので、能の角度から観た男女の世界について、色々と楽しいお話をさせていただきたいと考えています。

講義ばかりでなく、お越しの皆様には能の体験もございます。

1回のみの参加も大丈夫です。ご都合よければ是非お越しください。お待ち申し上げております。